2020年7月30日木曜日

2020.7.30

<今日の献立>
牛乳
高菜とじゃこのチャーハン
ワンタンスープ
オレンジ
<主な食材の産地>
豚肉・・・埼玉県
鶏ガラ・・・岩手県
長ネギ・・・茨城県
玉葱・・・兵庫県
人参・・・北海道
もやし・・・栃木県
チンゲン菜・・・静岡県
生姜・・・高知県
オレンジ・・・オーストラリア
今日は1学期最後の給食なので
子供たちの大好きなチャーハンと
若木小1番人気のスープ、ワンタンスープを用意しました。
この給食日記ではお馴染みのスープをとる風景です。
最終日の今日も朝から丁寧にスープをとりました。
約2時間かけてここまでスープをとりました。

さて、これは何をしているところか分かりますか?
チャーハンに使うちりめんじゃこを1匹ずつチェックしているのです。
実はちりめんじゃこは大変異物が多い食材の一つです。
異物というのは小さなエビや、明らかにちりめんじゃこではない魚類などです。
エビはアレルギー食材でもあるので細かくチェックし、
あまりにもエビが多かった場合はエビアレルギーのお子様には
ご家庭へのご了承をいただいた上で、
ちりめんじゃこを除去した給食をお出しする場合もございます。
もちろん、アレルギーではない方は食べて害のあるものはありませんが、
異物と思われるものは完全に除去して
安心して食べてもらえる給食を用意しています。
今日は比較的きれいなちりめんじゃこでした。
ちりめんじゃこを1匹ずつチェックするなんて
驚かれた方も多いのではないでしょうか?
厳しいチェックを受けたちりめんじゃこと
高菜とコーンと長ネギを炒めチャーハンの具を用意します。

醤油と塩で下味をつけて炊き込んだごはんを炒めます。
先に作っておいた具も加え、
醤油とごま油で香りづけをしてチャーハンが完成します。




今日で1学期の給食は終了です。
6月から学校が再開して今日まで、
無事に毎日給食を実施することができました。
これは感染予防にご協力くださり、毎日子供たちを
学校に送り出してくださった保護者様、地域の皆様、
若木小の応援団、若木小のファンの皆様のおかげです。
本当に本当にありがとうございました。
今のところ、8月末まで給食はお休みになります。
感染防止対策の一環として始まった
職員によるお昼の放送、けん玉ラジオも今日で一区切りです。
昨日と今日の放送はスペシャルバージョンとして
去年まで若木小学校に勤務していてくださった先生方からの
メッセージを放送しました。
色々な方からたくさん愛をもらって子供たちも
しっかり1学期を過ごすことができたと思います。
今年の夏休みは過ごし方に工夫が必要になると思いますが、
たくさん成長した子供たちと会えるのを楽しみにしています。
どうぞ皆様も素敵な夏をお過ごしください。


2020年7月29日水曜日

2020.7.29

<今日の献立>
牛乳
ショートニングパン
フライドフィッシュ
ミネストラスープ
<主な食材の産地>
鶏モモ肉・・・青森県
ベーコン・・・埼玉県
玉子・・・青森県
鶏ガラ・・・岩手県
ホキ・・・ニュージーランド
にんにく・・・香川県
セロリ・・・長野県
玉葱・・・兵庫県
人参・・・北海道
じゃが芋・・・茨城県

今日は珍しいパンを用意しました。
上から見ると普通のパンなのですが
横から見るとうっすら線が入っているのがお分かりになるでしょうか?
そこを優しく開くと具が挟めるパンになるのです。

柏という形状のパンで
個人的には柏餅の柏の葉から名付けられたのかな?
と思っています。
よく似ていませんか?
今日はメイン料理がホキというお魚を揚げたフライドフィッシュなので
パンに挟んで食べられるようにこの形状のパンを用意しました。
自分で作る給食、子供たちも喜んで食べてくれました。
このフライ、かなりしっかり味がついていて、とてもボリュームがあります。
大満足な給食でした。

先日の個人面談でこの給食日記のことをお話してくださった
保護者の方がいらしたそうです。
とてもとても励みになります。ありがとうございました。
給食のことをぜひ、ご家庭で話題にしてみてください。
食育はまず、食に興味をもってもらうところから始まります。
ご家庭での会話がきっと興味のきっかけになってくれると思います。
この給食日記が会話のきっかけになってくれていたら
これほど嬉しいことはありません。
1学期の給食は明日でおしまいですが、また明日も楽しい給食日記を
お届けしますね。お楽しみに!





2020年7月28日火曜日

2020.7.28

<今日の献立>
牛乳
ごはん
家常豆腐(じゃーじゃんどうふ)
甘酢和え
<主な食材の産地>
豚肉・・・埼玉県
鶏ガラ・・・岩手県
人参・・・北海道
チンゲン菜・・・静岡県
キャベツ・・・群馬県
生姜・・・高知県
にんにく・・・香川県
大根・・・青森県
胡瓜・・・福島県

今日は給食の定番メニュー、家常豆腐(じゃーじゃんどうふ)を用意しました。
この料理は中国の四川地方の家庭料理です。
辛い料理が多い四川料理ではありますが、
家庭料理なので子供からお年寄りまで食べられるように
辛くない味付けが特徴です。
味噌の風味が強い、辛くない麻婆豆腐のような味を
想像して頂けるとよいかと思います。

今朝も鶏ガラを使ってスープをとるところからスタートします。
約1時間半でしっかりスープが出ました。

今日は干し椎茸を使ったメニューなので干し椎茸の
戻し汁もスープに加えてうま味をプラスしてくれたそうです。
豚肉とタケノコを炒め、そこにスープを加えます。

人参とキャベツも加え、味を調え、スープで溶いた片栗粉を加えます。
今日は冷凍の厚揚げを使用しました。
板橋区では食中毒予防の観点から、5月から9月まで
厚揚げは冷凍品を使うようにしています。
厚揚げはしっかり茹でて、中心温度を確認してから使用します。
余分な油もとれて味もしみこみやすくなるのです。
ご家庭でも厚揚げをお使いになる場合は湯通しすると思いますが
豆腐を使う時も一度茹でていただくと余分な水分が抜けて
味が入りやすくなります。
別に茹でておいた厚揚げを加えます。
チンゲン菜を加え、味を再度調えて完成です。
スープを使わず、水で作る方法もありますが、
やはりスープを使用した方がうま味が全然違うので
今日は鶏ガラからスープをとって作りました。
ごはんの上にかけて食べる丼スタイルで配膳したので
子供たちも食べやすかったようです。



2020.7.27

<今日の献立>
牛乳
インディアントースト
卵入り野菜スープ
フルーツヨーグルトかけ
<主な食材の産地>
豚肉・・・埼玉県
とり肉・・・青森県
玉子・・・青森県
鶏ガラ・・・岩手県
玉葱・・・兵庫県
人参・・・北海道
にんにく・・・香川県
生姜・・・高知県
じゃが芋・・・茨城県
えのき・・・長野県
青菜・・・茨城県

今日はインディアントーストを用意しました。
私はこの仕事で初めて聞いたトーストなのですが
調べてみると喫茶店の定番メニューなのだそうです。
ちなみにインディアントーストのインディアンは
アメリカの先住民のインディアンではなく
インド風という意味なのだそうです。
カレー風味に味付けたひき肉の上にチーズをのせて焼いた
子供にも大人にも評判のメニューです。
今朝も朝早くから620個のインディアントーストを用意しました。
カレー風味のひき肉です。

低学年・中学年・高学年で分けてパンにのせてチーズも載せます。

少し見にくいですが、焼けたトーストです。

1年生もしっかり食べてくれました。
特別時程のため給食の提供時間がいつもより30分早いので、
給食室はいつもにも増してバタバタしていますが、
しっかり食べてくれる子供たちの笑顔に癒されて毎日頑張っています。
1学期の給食も残すところあと3回ですが、
明日も頑張ります。

2020年7月22日水曜日

2020.7.22

<今日の献立>
牛乳
そぼろごはん
いなだの照り焼き
もずく汁
<主な食材の産地>
いなだ・・・千葉県・岩手県
人参・・・青森県
生姜・・・高知県
小松菜・・・埼玉県
長ネギ・・・茨城県

今日も若木自慢の出汁作りから始まります。
たっぷりの昆布をつかって昆布だしをとり
火を強めて鯖節をいれます。
アクを取り、火を弱めるとこんなきれいで濃い出汁がとれました。
この濃くて美味しい出汁で具を煮て、卵を流し入れ、
もずくを加えてスープは完成します。

そぼろごはんの具を作ります。
鶏ひき肉に生姜、人参を加え炒めます。
砂糖と醤油とみりんで味を調えます。
別に茹でて絞っておいた青菜を加え炒めます。

醤油とみりんと砂糖で味をつけて炊いたごはんに
出来上がった具を混ぜてそぼろごはんも完成です。
梅雨独特のじめじめした空気のせいか
子供たちの食欲が落ちてしまっているようです。
今日は少し残菜がでてしまいました。
1学期の給食も残すところあと4回になりました。
少しでも食べてもらえるよう工夫して頑張ります。
皆様もよいお休みをお過ごしください。
また来週よろしくお願いいたします。





2020年7月21日火曜日

2020.7.21

<今日の献立>
牛乳
シナモントースト
ポークビーンズ
バナナ
<主な食材の産地>
豚肉・・・埼玉県
鶏ガラ・・・岩手県
セロリ・・・長野県
玉葱・・・兵庫県
人参・・・青森県
じゃが芋・・・茨城県
バナナ・・・フィリピン
今日はシナモントーストを用意しました。
シナモンは漢方薬で桂皮とよばれています。
市販の漢方薬の成分表などを見てみると案外よくみかける成分です。
私は薬膳師の資格も持っているのですが、
シナモン(桂皮)は体を内側から温める作用があります。
最近は低体温の人が増えていますが、
そういう人にとても効果があるとされています。
スパイスというと辛い物と思いますが、
シナモンのように甘いスパイスで体を温めることもできるのです。
とはいえ、好みが分かれる香りなので今日は少し控えめに使用しました。
シナモンはカレーの隠し味にも使えます。
お菓子や甘い飲み物以外にも使えるスパイスです。


今日は若木小の得意メニューのトマト味の煮込み料理、
ポークビーンズも用意しました。
朝から野菜の切れ端と鶏ガラを使ってスープをとりました。
今日はセロリの葉が入ったのでとても爽やかないい香りのスープになりました。
今日も丁寧に煮込んでトマトの甘さがしっかり際立った
ポークビーンズが出来上がりました。
今週は連休があるので明日で給食は最後です。
平日が3日しかないと少し時間が足りなくてバタバタします。
残り一日頑張ります。
明日の給食日記もお楽しみに♪





2020年7月20日月曜日

2020.7.20

<今日の献立>
牛乳
枝豆ごはん
小魚(いわし)のカレー揚げ
根菜汁
<主な食材の産地>
いわし・・・千葉県
枝豆・・・埼玉県
ごぼう・・・群馬県
人参・・・青森県
レンコン・・・茨城県
大根・・・青森県
じゃが芋・・・茨城県
しめじ・・・長野県
青菜・・・埼玉県

今日は枝豆ごはんを用意しました。
10Kgの枝豆を枝から外し、さやだけにして塩で揉みます。

ご家庭でも枝豆を茹でる前にさやのまま
塩もみをすると美味しくゆでることができます。
揉む目安はさやの産毛がとれるくらいです。
ご家庭で茹でるときはこの塩もみした塩ごと茹でると
お湯の沸点が上がって、きれいな色に茹でることができます。
ただ、アクと一緒に産毛がとれるのでしっかりアク取りしてくださいね。
さて、学校では塩もみの後、3回水洗いをしてから給食室でゆでます。
茹でた後、さやから一粒ずつ出し、もう一度茹でます。

炊き上がったごはんに炊き込みわかめ、白ごま、枝豆を混ぜて完成です。

今日は枝豆を使ったもう一つのレシピを紹介しますね。
材料は枝豆、しらす、梅干し(種をとって包丁でたたいておく)
分量はすべて適量で大丈夫です。
作り方はなんと、この3つを混ぜるだけです。
味付けも不要です。
しらすの塩分と梅の酸味で丁度良い味になります。
梅干しはカリカリ梅でも大丈夫です。
むしろ、カリカリ梅の方がきれいな色に仕上がります。
旬の枝豆をおつまみ以外でも食べられないかなと考えたメニューです。
ぜひお試しくださいね。


2020年7月17日金曜日

2020.7.17

<今日の献立>
牛乳
ビーンズカレーライス
わかめサラダ
<主な食材の産地>
とり肉・・・青森県
鶏ガラ・・・岩手県
にんにく・・・香川県
生姜・・・高知県
玉葱・・・兵庫県
人参・・・青森県
じゃが芋・・・茨城県
りんご・・・青森県
キャベツ・・・群馬県
胡瓜・・・福島県

今日はビーンズカレーライスを用意しました。
豆類が苦手な子供も食べやすい献立を!と考えられたメニューです。
今日は40Kgの玉ねぎを使用しました。
玉葱は『洋食のかつおぶし』と呼ばれるほど
うまみ成分が豊富なので給食でもたくさん使用します。
玉葱を炒めるのと並行してルゥを作ります。
今日は1時間以上かけて滑らかなルゥを作りました。
カレー粉を加えてルゥが完成します。
鶏モモ肉、にんにく・生姜、カレー粉、塩コショウを加えて炒めます。
馴染んできたら人参を加えます。
先に炒めておいた玉葱を加え、ガラスープで煮込みます。
ここから長い長いアク取りタイムです。
アクを取りながら、別に茹でておいた大豆を加えます。
ケチャップ、中濃ソースで味のベースを作ります。
じゃが芋を加え、アクを取りながら煮込みます。
仕上げに別に茹でておいたひよこ豆を加えます。
自信作のルゥを加えとろみをつけ、最後にピザチーズを加えます。
味を調えて完成です。






今日は2年生が下校中に
『今日のカレーも美味しかった!いつも美味しいけど!』
『先生の給食、毎日食べたい。毎日でもいいよ!』
と涙が出るほど嬉しいことを言ってくれました。
子供たちにパワーをもらって毎日過ごしています。
本当にありがたいです。
来週もかわいい宝物の子供たちの為に頑張ります。
今週も給食日記にお付き合いいただきありがとうございました。
来週もどうぞよろしくお願いいたします。




2020.7.16

<今日の献立>
牛乳
わかめごはん
サバのゴマ味噌やき
おかか和え
冬瓜汁
<主な食材の産地>
さば・・・ノルウェー産
胡瓜・・・福島県
人参・・・青森県
きゃべつ・・・群馬県
じゃが芋・・・茨城県
長ネギ・・・茨城県
青菜・・・群馬県

今日は冬瓜(とうがん)を使った献立です。
冬瓜は冬という漢字を書きますが、夏に旬を迎える野菜です。
夏にとれるのに冬という漢字を使うのは少し変ですよね?
冬瓜は昔、野菜を貯蔵する技術が発達していなかった頃
夏にとれても冬まで美味しく食べることができたことから
夏の野菜ですが、冬という漢字を使う珍しい野菜になりました。
冬瓜は冬瓜自体にはほとんど味がないので
どの食材と合わせて調理するかが
美味しく食べるポイントになります。
今日は汁でいただくので若木小自慢の美味しい出汁で味付けしました。
昆布と鯖けずりできれいな出汁をとります。

醤油と塩と日本酒で味を調えます。
冬瓜は溶けてなくなってしまうので、
給食室では別に茹でて最後に汁に加えました。
それでもしっかり味が入って美味しく仕上がりました。
美味しい出汁で作ったので塩は控えめです。
今日も美味しく仕上がりました。
明日は金曜日です。1週間のよい締めくくりができるように頑張ります。


2020年7月15日水曜日

2020.7.15

<今日の献立>
牛乳
麦ごはん
麻婆豆腐
岩見沢市産きゅうりの華風煮
黄桃缶
<主な食材の産地>
胡瓜・・・北海道岩見沢市産
にんにく・・・香川県
生姜・・・高知県
人参・・・青森県
長ねぎ・・・茨城県
にら・・・山形県
豚肉・・・埼玉県
今日はとれたて村給食です。
とれたて村給食というのは板橋区が行う食育事業の一つで
農家と板橋区が直接契約し、新鮮な野菜を月に1回程度、
納品して頂き、その野菜を使った給食を実施する取り組みです。
今日は北海道岩見沢市から新鮮な胡瓜が約23キロ届きました。
下処理室で胡瓜の上下を少し切り落とし、洗浄します。
胡瓜は1本1本包丁で乱切りにします。
今日は釜で煮て味を入れるので小さすぎない乱切りにします。
釜に調味料を沸かしそこに胡瓜を入れて少し煮ます。
中心温度計で温度を確認して、あまり煮過ぎないに注意します。
ごまの乾煎りをします。
胡瓜に胡麻を加え、急速冷却機で冷やします。
配缶ギリギリまで冷やしておきます。  
とても心地よい歯ざわりの華風煮ができました。
胡瓜を煮るというと驚かれる方も多いと思いますが、
学校給食ではサラダの胡瓜も加熱して提供しています。
加熱方法に少しコツがいりますが、
食感を損なうことなく、衛生的に提供することができます。

先日、家庭菜園をなさっていらっしゃる方から
たくさん胡瓜を頂きまして胡瓜を漬物を仕込んだのですが、
塩を振って水気を出した胡瓜を調味料で少し煮てみましたら
しっかり味が入って美味しく仕上げることができました。
そろそろ胡瓜も旬を迎えますので、こんな調理法もお試しくださいね。